nobrin's blog

近未来の教育について発信するよ

クラウダー(Norman Crowder)のティーチング・マシン(Automatic Tutor Device)

  クラウダーは、スキナーと同時代に別の形のプログラム学習を提唱した。クラウダーのプログラム学習は、「ブランチング」(Programmed branching method)を特徴としている。スキナーのプログラム学習では、予め定められた順番に沿って「フレーム」(学習コンテンツの塊)が提示されるが、クラウダーのプログラム学習は、テキストで「フレーム」が示されたのち、テスト結果に応じて、正解者にはより詳しい説明コンテンツが示され、不正解者には1ステップ前のフレームに戻って再学習するように分岐する方式である。学習者は選択的にその分岐を選ぶことが可能であり、理解の誤りを修正するコンテンツへの分岐と、未理解を埋めていくコンテンツへの分岐などに分かれている。